銀河英雄伝説列伝1 (晴れあがる銀河) (創元SF文庫)
会社の毎週月曜朝にある全社MTGで、 @ryosms が紹介してくれました。
銀英伝のトリビュート小説集が出ているとは。 全社MTG中にぽちってしまい、届いたその日のうちに読んでしまいました。
総評としてはとても面白かった。 感想をまとめる時間やパワーがないので、箇条書きで。
竜神滝の皇帝陛下
- ラインハルトとヒルダの新婚旅行中に発生したアレコレ。
- @ryosmsが「トリビュートだから書き味が少し違う」と言っていたのがすぐにわかった。ちがう。
- 釣りキチ三平でツノの生えたアヤメの話がなかったっけ?と思ってたら、元ネタだった模様
- 原作より未来の話が出てきたのが気になった。作者は銀英伝のラスト以降の話は書かないと宣言していたけど、トリビュートだからいいのかなぁ。少し複雑な気持ち。
士官学校生の恋
- キャゼルヌとキャゼルヌ夫人の若かりし頃のお話
- 文体に違和感なかった。一番スムーズに読めたかも。
- 銀英伝のカップルの話は結構好きなので、このお話もかなり面白かった。
- やっぱりキャゼルヌ夫人は銀英伝のラスボスでした
- 7歳年下をこう回収するとはさすがですなー
- フロイデン地方とかの本編にも出てくるネタを絡めていくの、ニヤリとしてよい
- この作者の書く銀英伝カップルネタをもっと読みたい
テイエリー・ボナール 最後の戦い
- ウランフさんじゃないですか。まさかウランフが主役(ではないけど)の話を読めるとは。
- 高度な柔軟性をと臨機応変の判断(笑)
- 補給基地が多くて狙いを定められない話、イゼルローンを脱したあとのヤンの手口を思い出した
- あのときは帝国軍が同盟軍(ヤン艦隊)を追う形だったので今回は逆転してるのね
- 文体に違和感なし
- 主要な登場人物が少ないからかもしれない
- 「渡河」という単語が出てくるあたり、歴史小説を書く小前亮氏らしいなと思いつつ、「結局宇宙で騎馬戦やってるだけじゃないか」と揶揄された本編をブラックジョークにしてるのかしらと思ったり。考えすぎか?
レテーナは語る
- オーベルシュタインの犬エピソード
- 名探偵オーベルシュタイン。トリビュートならではという感じで面白かった。
- オーベルシュタインの犬エピソードがこう絡んでくるとは。
- 文体に違和感なし
星達の舞台
- 士官学校生時代のヤンのエピソード
- 演劇風ということもあって、文体にすごく違和感
- 「ヤンくん」と呼ぶの、珍しい気がする
- 「33歳」という単語が出て、もしかして、、、って思ったらやっぱりだった。悲しい。
晴れあがる銀河
- 航路の話からルドルフの劣悪遺伝子排除法に繋がるとは!
- 普通に外伝っぽかった