- 作者:田中 芳樹
- 発売日: 2020/12/23
- メディア: 新書
人類の未来を背負った竜堂四兄弟は、牛種との決戦の地・月の内部へ。ついに正体を現す最兇の主君。その口から語られた「五〇億人抹殺計画」究極の狙いとは? 恐るべき強敵を迎え、始・続・終・余、四人の竜王の死力を尽くした戦いが始まる!
大好きだった創竜伝シリーズがついに完結です。
シリーズ開始直後のような政治風刺も息を潜め、伏線の回収に徹したような印象もありますが、きれいにまとまった最終巻だったように思います。
やっぱり竜堂四兄弟が月世界、人間界、仙界をまたにかけて大暴れするのを読むのは本当に楽しいですね。
本シリーズに出会ったのが確か高校二年の頃、同級生の女の子が10巻(大英帝国最後の日)を紹介してくれたのがきっかけでした。CLAMPの綺麗なイラストが印象的で、すぐに京都駅南のアバンティブックセンターに買いに走ったのはいい思い出です。10冊まとめ買いして近くのマクドナルドに籠もって読んだ記憶が。
当時は17歳とかでしたから、丸々20年かけてようやく完結。20年で5冊ということは、4年に1冊。あれ?そんなに発刊ペース遅くないのでは?(勘違い
何年か前にアルスラーンも完結しましたし、ある意味「終活」なのでは・・・と訝しんでしまいます。田中先生、いつまでもお元気でいてくださいね。新シリーズ楽しみにしています。・・・と書くと本当に新しく始まりそうで怖いですが。
とにもかくにも創竜伝シリーズ完結です。本当に楽しい二十年でした。ありがとう!