- 作者: 灰原薬
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/04/09
- メディア: コミック
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口の悪いインドア学生・菅原道真と京随一の歌人&色男・在原業平――最強に天才で最高に面倒なふたりが、京で起こる怪奇事件を解き明かす――!!
久々に「これは面白い!」と思うコミックスに出会えました。
伊勢物語の主人公にもなった在原業平は学問の神様でおなじみの菅原道真がペアを組み、平安の京都で起こる摩訶不思議な怪事件を解決していく…というストーリーです。
在原業平は文化人というよりも職業意識は高いがイケメンの女たらし、菅原道真は世俗に疎い博識の天才肌の少年として描かれ、中々いい凸凹コンビとして描かれています。 (史実でもこの二人は親交が深かったようですね)
今とは比べものにならないほど権力くや家系のしがらみが多い中、「理に沿わぬものは好かんのです」と、道真が学んだ知識をフルに活かして問題を解決していくシーンは読んでいてたまらない爽快感でした。
歴史物が嫌いでなければ是非オススメしたい一冊。
ここから1話だけお試しで読めます(PCのみかも)
まだ既刊が2冊と少ないですが、書店で特殊コーナーが組まれたり、ネット系メディアで紹介されるなど、人気が爆発する可能性が高いです。
在原業平をベテランイケメン系俳優(堤真一とか)を、菅原道真をジャニーズや若手の俳優で演じればドラマ化や映画化もしやすそうですし、来年あたり大奥のような人気がでるかもしれません。 毎回のように十二単をまとった平安の姫も出てきますし見栄えもいいですしね。
歴史物が嫌いでなければオススメしたい一冊です。 まだ2冊ですし、読み始めるなら今!です。
書籍紹介はこちらの方が面白いです。こちらも合わせて是非。
ちなみに、応天の門とは御所の入り口であった朱雀門のさらに内側、内裏への門になります。 今はレプリカが平安神宮に建設されていますね。